NPOの立ち上げ
障がいのある子どもと共に暮らしてきた私たちは、やがて直面する自分たちの高齢化と、親亡き後の子どもの「住みか」という深刻な悩みを解決する道として、重度障がい者の住まいづくりを目指して、NPO法人あきの里を立ち上げました。
活動を進める中で、地域に住む障がい者とその保護者の方の日々の生活での悩みや不安は様々であることを、多くの人たちと交流する中で実感してきました。
切実に望むことは、障がいがあっても住み慣れた地域で、人々と関わりあいながら生活ができるという仕組みがあること。
また、その人らしく生き甲斐をもって過ごしたいというものでした。
「居場所」を実現するために
あきの里はこれらの願いを実現するために、「福祉ハウスあきの里」をつくります。
この居場所は、障がい者を地域で支える役割をもっており、誰もが交流しふれあえる場所(スペース)と、重度の障がい者の「住まい」を併設しています。
みなさまのご協力により、2017年3月下旬に完成しました。
あきの里の理念
どんな障がいがあっても、地域のなかでその人らしく暮らしたい…
そんな願いをあたりまえの事として、さまざまな人と共同の力で考え、形にしていきます。
あきの里が目指すもの
○障がいのある人をはじめ、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、集い、交流し、関わり合える居場所をつくります。
○重い障がいのある人達が、地域で自立した生活ができるよう、切れ目のない支援の‘しくみ’を整備します。
○障がいのある人たちの願いをともに考え、関係諸団体と連携し、住みやすい福祉の地域づくりを進めます。